誰にでも家庭で簡単にできる 子供に楽しく勉強させて学力を上げる学習サポート
小学生・中学生の子供のいらっしゃるご家庭向け 家庭学習の指導法のご紹介

感覚器の特性を利用して集中した状態を作る

ここでは、教える側の専門的な技術を磨くのではなく、
「子供が集中して教わることができる状態に導くことで、子供自身の力で理解してもらう」
というポイントに着目してみました。

子供の教育について、放任主義の方でなければ、勉強に様々なアドバイスをしてあげるでしょう。

そして、勉強を教えてあげる自信のある方の場合・・・
「勉強の内容まで教えてあげよう」ということも多いでしょう。

では、お子様に勉強の内容を教えてあげるとき、どのように教えてあげていますか?

教えていく道筋などを工夫し、理解してもらいやすくするためには熟練が必要です。
誰にでも簡単にできることは・・・

集中して聞いてもらう状態に導き、子供の力で理解を深めてもらう

ということです。

まったく同じ道筋で教えたとしても、
「どのように教わる姿勢に誘導するか」によって効果が大きく異なってくるのです。


Aさんは口で説明してあげます。
Bさんは参考書などで該当するページを目で見せてあげます。

AさんとBさんの教え方の違いは、教える際に「子供のどの感覚器官に働きかけたか」です。
Aさんは「聴覚」、Bさんは「視覚」に働きかけました。


人の感覚器官と印象や記憶との関連を調べた実験で、
「どの感覚が人の印象や記憶に残りやすいか」という調査結果があります。

印象や記憶に残りやすい第一位は「視覚」で、約50%です。
ですから、口で説明してあげるよりも、
参考書などで該当するページを実際に目で見せてあげる方が効果的なのです。

第二位は「聴覚」で、40%弱です。
聴覚に働きかけることもなかなか効果的なのです。
この場合では、参考書などには載っていない細かい補足説明をしてあげたり、
参考書などでは分かりにくい部分を説明してあげるのに適しています。


そこでCさんが登場です。
参考書などで該当するページを目で見せながら、口でも説明してあげます。

「視覚」と「聴覚」の両方に働きかけるのですから、より大きな効果を得ることができます。


しかし、もっと効果的な教え方があります。


子供の視覚と聴覚の両方に働きかけるのですが、それに・・・

アクション(動き)を加える

ということをします。


人の目は無意識に動くものを追う性質があります。

たとえば電車から線路沿いの風景を眺めているとき、
犬が走っている様子が視界に入ってきたとしましょう。
無意識にそちらに注目してしまいませんか?

道の隅にボールが置いてあるだけなら、それを気に留める人は多くありませんが、
もしボールが転がっている途中ならば、多くの人が注目することでしょう。

そして、「注目する」ということは、「集中して見る」ということです。


では教え方の場合は・・・


「参考書などで子供に読ませたい部分を指さす」という方法もあります。

「テキストの右上に書いてある」と言ってテキストを見せるよりも、
「ここに書いてある」と指をさしてあげたほうが効果的なのです。

指の動き(参考書の該当部分を指す動作)に注目させることで、
その該当部分を集中して読ませることができるのです。

参考書などを見せるのではなく、「紙などに手書きで書いてあげる」という方法もあります。
書いている動作に注目させて、集中した状態を作るのです。

集中したのであれば、理解が増すことも当然の結果です。


では、声にも動きを加えてみましょう。
声の大きさ(強弱)やトーンを変えて話しかけてみるのです。


たとえば会社でのプレゼンテーションなどで、
声の表情の豊かな人の方が説得力があると思いませんか?

友達と話すにしても、声の表情豊かな人の話に惹きつけられませんか?

ほかにも、予備校の教師などで、
「ここは重要」というところでは声を張り上げていますよね?


子供が何かを聞くときにも、声の表情の変化には敏感に反応します。
声に動きがあることで、その声を集中して聴くことができるのです。

それに対して棒読み同然ならば、
ただなんとなく聞いている程度になってしまいます。

集中して聴かせるためには、「声に動きを加えること」です。
集中したのであれば、理解が増すことも当然の結果です。


動き(アクション)を加えることで集中した状態を作ることができる

そして、集中した状態に導かれたことで、理解力にも差が出てきます


お子様に何かを教えてあげるときには、動き(アクション)を取り入れてみましょう。


次のような傾向もあります。


低いトーンの声では、落ち着いて話を聞かせることができます。
しかし、低いトーンの声をずっと聞いていると気持ちが沈んでいきます。

高いトーンの声では、楽しく話を聞かせることができます。
しかし、高いトーンの声をずっと聞いていると落ち着きがなくなってきます。

「ここはじっくりと聞かせたい」というポイントでは低いトーンの声で落ち着いて聞かせてあげ、
高いトーンの声は勉強を楽しくさせてあげるために適度なポイントで使うといいでしょう。

工夫してトーンを使い分けてみることで大きな効果が得られます。

男性では、もともと声のトーンが低い方が多いので
ある程度意識して、高いトーンの声を使ってみてください。


声に動き(アクション)を加えることは、声を聞く側だけでなく、声を発する側にも効果があります。

教えるためだけでなく、子供が自分自身で声を発する際にも効果を表すのです。


たとえば、英語の教科書を読んでもらったとします。

英語では疑問文の最後を上げ調子で読みます。
どこで区切って読めば分かりやすいかという「読む区切り」もあります。

こういった点などに注意して教科書を読む子供は比較的学力は高く、
棒読みの子供は比較的学力が低い傾向にあります。

上げ調子で読むことや区切って読む場所を分かっていても
「実際に読むときにそれらができるかどうか」で学力に違いが表れます。

自分で声に出す場合でも、声に動きをつけたりすることで
自分自身でもその声をしっかりと聞くことができたり、
しっかりと頭を使って考えながら読むことができるのです。

そしてそれは、「文末の読み調子」や「読む区切り」だけでなく、内容すべての理解に影響します。

読むときに声に動きをつけることで、読んでいる内容全体の理解も深まっているのです。

棒読みを繰り返していると、「わかっているつもり」になり、
実際には使うことができない、理解が浅いという状態になります。


僕はたとえ数学の文章題などでも、「感情を込めて問題を読んで」などと言います。

「数学の問題なのになぜ?」と言われたり、冗談だと思われたりしますが
実際には「問題の読み込みを良くする」という効果があるんです。


「視覚」と「聴覚」の両方に働きかけ、さらに動き(アクション)を加える

かなり効果が上がってきましたが、もっと効果を上げてしまいましょう。


それは、視覚と聴覚の方向を合わせることです。


たとえば家庭教師の先生に教えてもらう場合、紙などに書いて教えてもらうことが多いでしょう。

子供の視線は紙に向きますから前方の斜め下です。

それに対して家庭教師の先生の声のする方向は・・・
横に並んで座ったら、横から聞こえてくることになります。
正面に座って教えてもらったら、前から聞こえてくることになります。

ですから、子供が「目で見る方向」と「耳で聞く方向」が違うのです。


子供が「目で見る方向」と「耳で聞く方向」が同じ方向であれば、
それに向けられる集中力は何倍にもなります。


実際に、紙に書いて教えても理解できなかった子供が、
黒板に書いて教えることで簡単に理解してしまうことがよくあります。

ほとんどの子供で同じ現象が見られます。

子供が目で見ている方向は黒板の方向です。
子供が耳を向けている声のする方向も黒板の方向です。

「目で見る方向」と「声のする方向」を合わせることで
集中力が格段に上がり、理解しやすくなっている
のです。

子供が「目で見る方向」と「耳で聞く方向」を合わせる

これを取り入れることで、集中力も格段に違います

教えながら子供と目が合うということも、
集中力が途切れてしまうのを防止するのに一役買っていそうです。


大がかりになるので、残念ながら家庭では難しいですが、
機会があればホワイトボードなども良いでしょう。

ホワイトボードは勉強の内容を教えてあげる際、
集中して聞いてもらい、理解を深めてもらうために特に効果的です。

子供とホワイトボードとの距離は、やや近めと思える2メートルくらいが最も効果が高いです。



「横90センチ×縦60センチ」ほどあれば、かなり使えるでしょう。
壁掛けタイプで数千円〜、脚付きタイプで3万円弱くらいです。



■ノウハウ

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■プレスリリース情報



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