正しいラクの仕方で勉強しなさい
苦労して勉強することで学力が身につく
昔から一般的に言われている言葉です。
しかし・・・
このような非科学的な理論は意味がありません。
勉強は「ラクをしてはいけない」と思いますか?
本来、勉強は「ラク」をするためにあるのです。
勉強によって得られた知識などで様々なものが開発され、
人は便利、つまり「ラク」を手に入れるのです。
勉強でもラクをすべきなのです。
しかし僕が紹介したいのは、他のサイトで紹介しているような
「ラクな勉強方法」、「ラクにテストで点数を取れる方法」ではありません。
「一時的な「ラク」や、「ラク」だと思い込んでいるものではなく、本当の「ラク」は何か?」
これが、僕が紹介したい「ラク」なのです。
一時的に「ラク」であっても、そのぶん将来や他のことが大変になってしまったのであれば、
それは「ラク」でも何でもありません。
また、子供が「ラク」だと思い込んでいるだけで、本当は「ラク」ではないものもあります。
つまり、「ラク」の仕方を間違えると、その時だけは「ラク」だと思っても、
本当は「ラク」ではなく、大変になってしまうのです。
「ラク」には「正しいラクの仕方」と「間違ったラクの仕方」があるのです。
勉強をするときにも、
「間違ったラクの仕方」ではなく、「正しいラクの仕方」をすることが重要です。
「楽する」「堕落」・・・
「ラク」は「ラク」でも意味が違いますね。
正しい「ラク」の仕方をすれば「楽」になります。
楽しく勉強できたり、簡単に勉強内容が理解できたりするのです。
間違った「ラク」は「堕落」です。
あなたもご存知のように、堕落をしたら、後で大変になります。
8割以上の子供は「ラクの仕方」を勘違いしています。
「ラクの仕方」には「正しいラクの仕方」と「間違ったラクの仕方」の2種類あります。ラクをするのは「手」か「頭」かによって学力がずいぶんと変わってくるのです。
・「頭の中で考えて、ノートに書く量を減らしてラクをする」
・「ノートに多くのことを書き込んで、頭で考えることを減らしてラクをする」
子供の考え方は「頭の中で考えて、ノートに書く量を減らしてラクをする」です。
つまり子供たちは「手」を「ラク」しているのです。
やさしい問題ではなんとかなってしまうのですが、
問題が難しくなるにつれて「頭の中だけでは整理ができない」という状態になってしまうのです。
そういったときにはもう手遅れです。
ノートに書く習慣がなかったのですから、
「ノートに書いて問題を整理してみよう」なんて発想は出てきません。
一度「頭の中で整理できない」という状態になってしまうと、もうそれ以上は進まないのです。
子供は「その問題を解くことをあきらめてしまう」
または「がんばって問題を解こうとするが何十分かかっても解くことができない」
このどちらかの状態になってしまいます。
正しいラクの仕方はコチラです。
「ノートに多くのことを書き込んで、頭で考えることを減らしてラクをする」つまり「手」ではなく「頭」を「ラク」させればいいのです。
「頭の中でいろいろなことを一度にやる」ということがなくなりますので、頭の中が整理されるのです。
ものごとを「ひとつずつ順番にやっていく」ので
「問題を解くための筋道」がよくわかるようになり、理解が深まります。
「手」をラクさせずに、図や表をノートに書いてみることにより、
「あ!わかった!」ということもよくあります。
つまり「頭」を「ラク」させることが「正しい勉強の仕方」なのです。
当然ですが、この「ラクの仕方」の違いはノートに大きな影響が出ます。
ですからノートを見れば子供の学力が判断できるのです。
ノート指導が学力アップのためにどれほど効果的か
これは、容易に予想できることでしょう。ノートの書き方ひとつで、理解が全然違ってきます。
頭がどれだけ整理されているのかが違うのです。
もちろん、頭を整理して筋道を立てて解いた分、理解の深さも変わってきます。
頭をラクしていれば、応用問題にも取り組むことができます。
応用とは基礎と基礎とが組み合わさったものです。
頭が整理されていない状態では、解くことは困難です。
「頭が整理する」、つまり、「頭をラクする」ことで、応用問題に取り組んでいくことができるのです。
ノートの書き方を教えてあげることは非常に重要です。
「なぜノートを指導するのか」 ・・・ それは、「頭を整理をさせるためです。」
ですから、正しいラクの仕方をさせるためにノート指導をするのです。
復習の仕方にも「正しいラクの仕方」と「間違ったラクの仕方」があります。
復習の仕方にも「ラク」に対して間違った認識をしている子供は大勢います。復習も正しくラクをさせるべきです。
学習して何日もたってから復習する、テスト前になったら復習するなどの場合、
学習した内容のうち、多くのことは忘れてしまっているのです。
これでは、復習ではなく、完全に学習のやり直しになってしまいます。
つまり、復習をサボってラクをしたつもりが、かえって大変な目にあってしまうのです。
内容を覚えているうちに復習をしたほうがラクなのです。
「本当にラクなことは何か」を考え、
「本当にラクな方を実行する」ことで学力は上がるのです。
つまり、学力を上げるためには、「苦労するか」それとも「ラクをするか」ではなく、「正しいラクの仕方ができるかどうか」ということがポイントになってくるのです。
「ラクをしてはいけない」ではなく、「本当にラクな方を選ぶ」
これこそが、楽しく学力を上げていくポイントなのです。