誰にでも家庭で簡単にできる 子供に楽しく勉強させて学力を上げる学習サポート
小学生・中学生の子供のいらっしゃるご家庭向け 家庭学習の指導法のご紹介

<ノート指導> ページ番号・問題番号を書かせる

何のためにページ番号や問題番号を書くのでしょうか?

・問題の「やり忘れ」を防ぐため
・見直しをするため
・○つけをするため
・復習をするため


問題番号を書くことで、問題の「やり忘れ」を防ぐことができます。

「無意識に問題を1問とばしてしまう」ということは
大人ではあまり考えられないことですが、子供たちはよくやります。

問題番号が書いてあると、だいぶ、「やり忘れ」は減ってきます。

しかし、それでも問題を「やり忘れ」てしまう子供は多いのが現状です。
1ページの問題が終わって○つけをする前に、ノートの問題番号を見て
「やり忘れ」がないかチェックが必要です。


また、見直しをするときにも問題番号は必要です。

ノートにやってある問題が、何番の問題なのかが分からないと、見直しのしようがありません。


○つけをするときにもページ番号・問題番号は必要です。

ページ番号・問題番号が書かれていることで、
解答集とノートを照らし合わせてスムーズに○つけができるのです。

また、問題番号を書かずにいて、1問ずつずれて○つけをし、0点と申告してくる子供もいます。
解答集で違うページを見て○つけをしてしまう子供もいるのです。


復習をするときにもページ番号・問題番号は必要です。

後日、ノートを見たとき、それが何ページの何番の問題なのか、分からないと
ノートを参考にすることができません。

「ノートを参考にできない」=「復習できない」、つまり、「やりっぱなし」になってしまいます。

復習をしなければ定着しません。
ですから、復習をするためにもページ番号・問題番号は必要なのです。


「ページ番号・問題番号を書く」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 飾り文字を減らさせる

多くの子供は問題番号をノートに書くときなどに「飾り文字」を使います。
これは女の子によく見られる現象です。

色ペンなどを使って問題番号を飾り、「可愛いノート作り」をしているのです。


一見「ノートが見やすくなって良いこと」と思うかもしれません。

しかし、この「飾り文字」が集中の妨げになっています

問題を解いている間は勉強に集中していても、
問題が解き終わって「さぁ次の問題にいこう」というときに意識が勉強から離れてしまうのです。

勉強ではなく「ノートをきれいにデザインすること」に意識が向いているのです。

中には問題番号を書くのに5分も10分もかかる子供もいます。

たしかに問題番号などを飾ることで、「見やすいノート」、「後から確認しやすいノート」になります。

ですが過度に「飾り」をつけてしまったら
「ノートをきれいにデザインすること」、「ノートを使って遊ぶこと」に意識が集中してしまって
「勉強に対する集中力」がなくなってしまうのです。

必要最低限の「飾り」、つまり「勉強のための飾り」にすることが重要です。

「デザインのための飾り」や「遊びの飾り」であるべきではないのです。
「問題番号」は「意識しないで(ペンを持ち替えずに)太字で書く」という程度のものがいいのです。

飾り文字をおさえることで集中が勉強に向けられるのです。


きたないノート・・・
これは誰が見ても学習にマイナス効果があるのは一目瞭然です。

きれいにデザインされたノート・・・
これがマイナスだということを多くの方は気付いていません。

「飾り文字を減らす」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 字を丁寧に書かせる

子供の計算ミスの原因で多いのが、
「字が汚いために、自分の字が読めなくなって、途中から数字が変わってしまった」というものです。


子供のノートの字を見てみましょう。
「6」と「0」、「4」と「9」、「1」と「7」などがしっかりと書き分けられていますか?
判別しにくい字は書かれていませんか?

英語も含めてみたのなら「a」と「o」、「a」と「u」、「e」と「o」、「t」と「f」、「v」と「r」など、
英数字を混ぜると「1」と「l」、「2」と「z」、「5」と「s」、「6」と「b」、「9」と「q」なども
しっかりと書き分けられていますか?

大文字と小文字などもしっかりと書き分けられていますか?
判別しにくい字は書かれていませんか?


それらをテストの答えに書いたときには当然×になります。
テストの採点をする先生が読めなければ×なのです。

ですから「どんな人にでも読める字で書かなければならない」のです。

保護者の方がお子様のノートを見て「この字は読めるかどうかあやしいなぁ」と思ったものは、
採点をする先生が確実に×をつけます。


こういったものは、採点者はオマケで○にしてくれることはありません

オマケをしてしまえば、曖昧な字を書くことにより点数をアップさせることが可能になります。
○になる可能性を上げることができるのです。

たとえば、「1」なのか「7」なのか判別しにくい数字を書いた場合、
もしこれがオマケで○になるのであれば・・・
正解が「1」のときは、「1と書いてある」と主張し、
正解が「7」のときは、「7と書いてある」と主張すればいいのです。

しかし、このようなことはあってはならないので、
公平に採点するためにも、採点者は曖昧な字には×をつけなければならないのです。


「正解なのに×をつけられている」という質問をされる子供や保護者の方は多くいらっしゃいます。

実際に書いた答えを見てみると、
「おそらく答えは合っているのでしょうが字が読みにくいから×にされているのであろう」
というパターンが多くあります。

これは採点者が採点ミスをしているのではありません。
公平に採点するための措置なのです。


そして、字を丁寧に書くことは、子供が自分自身の字を正しく読むためでもあります。

計算などで、途中式に書いた自分の字を読み間違えて、×になる子供も多いのです。


学校や塾でふだんノートの字の丁寧さを指導してくれる先生はほとんどいません。
多くの生徒をかかえているので、一人の生徒に対してそこまで指導してあげられないのです。
または問題などの解き方だけを教えればいいと思っている先生もいます。

家庭教師の先生にマンツーマンで教えてもらったとしても、
目の前の問題を解くことに集中してしまって、そこまでは指導してもらえないものです。

ですから「字を丁寧に見やすく書く」ということを指導できるのは現実的に家庭だけです。

「字を丁寧に書く」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 消しゴムをしっかりと使わせる

消しゴムで消した後で、その上に新たに字を書いたとき、
消しゴムで消す前の字が薄く残っていたために、文字を読み間違えてしまう子供がいます。

これは小学生よりも中学生に多い傾向があります。
(おそらく、数式が複雑になってくるからではないでしょうか)


学力の高い子供には次のような傾向があります。

・「適度に消しゴムを使う」
・「消しゴムのかどを使って部分的に消す」
・「消す前の字が残らない」

逆に学力の高くない子供は次のような傾向にあります。

・「消しゴムを使わずに指でこすって字を消す」
・「広い範囲を一気に消しゴムで消す」
・「消す前の字が薄く残っている」


「消す前の字」が薄く残っている状態で、上に何かを書いたとしても、
読み取ることができなくなってしまうのは当然です。

「消す前の字」がまったく残らないように消す必要があるのです。

自分で書いた字を正しく読み取るために、消しゴムをしっかりと使う必要があります。


テストなどの場合・・・

消しゴムで文字を消してあっても「消す前の字」が薄く残っていたのであれば、
文字が重なって見えてしまい、×にされてしまいます。

しっかりと消されていないものも×なのです。

「消しゴムをしっかりと使う」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 途中式を省略せずに書かせる

そもそも途中式にはどんな意味があるのか考えてみましょう。

まず問題の提示があったとします。
そして最終的にその問題に対する答えを出すのですが、
途中式はそれまでの過程(進行のプロセス)にあたります。


たとえば数学と英語と社会の宿題が出されたとしましょう。
進行のプロセスがある場合には次のように書くことができます。

「数学と英語と社会の宿題がある」
「数学の宿題が終わった(残りは英語と社会)」
「英語の宿題も終わった(残りは社会)」
「社会の宿題も終わった(全部の宿題が終わった)」

それに対して進行のプロセスがない場合には次のようになります。

「数学と英語と社会の宿題がある」
「全部の宿題を一度にやった」

このように、進行のプロセスがあるのとないのとでは書き方に差が出てきます。

2つを見比べてみて「結果は変わらないじゃないか」と思うかもしれません。
ですが進行のプロセスがない場合、
次の日に学校へ行って「うっかり英語の宿題だけやるのを忘れてた」ということもあるのです。


たとえば小さな子供に「おつかい」に行ってもらうとしましょう。
子供に携帯電話を持たせて進行のプロセスに沿って指示を出した場合は次のようになります。

「郵便局までまっすぐ歩いて」
「右に曲がって3つめの信号までまっすぐ歩いて」
「信号を左に曲がって次の信号までまっすぐ歩いて」
「信号を右に曲がってスーパーが見えるまでまっすぐ歩いて」
「スーパーでりんごを5個買って」

順番どおり指示してあげれば小さな子供にだって「おつかい」ができます。
これに対して進行のプロセスをまとめてしまったときには次のようになります。

「郵便局を右に曲がって3つめの信号を左に曲がって、
次の信号を右に曲がってまっすぐ行ったところにあるスーパーでりんごを5個買ってきて」

子供は迷子になってしまうでしょう。


これは「一度に全部のことをやってしまおうとする」、または、
「順番どおりやろうとしていても、その順番や、どこまで進んだのかを覚えていることができない」
ということが原因です。

つまり頭の中が「順番どおり」に整理されていないのです。
途中のプロセスをまとめてしまったために、こういったことが起こるのです。


途中式は計算の途中のプロセスです。
「ひとつずつ順番にやる」ということを確認しているのです。

2行の途中式を1行にまとめたり、途中式を省略することによってミスなどが増えてくるのです。
実際に計算ミスのほとんど(80%程度)は、ほんのわずかな途中式の省略が原因で起こります。

子供は書くことを面倒くさがって少しだけ途中式を省略しようとします。
これを改善するだけで80%の計算ミスは防ぐことができるのです。


途中式を書くということは・・・

「頭の中でいろいろなことを一度にやる」ということがなくなりますので
「頭の中が整理される」のです。

ものごとを「ひとつずつ順番にやっていく」ので
「問題を解くための筋道」がよくわかるようになり、理解が深まります。

「途中式は省略しないで書く」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 計算欄・計算用紙は使わせない

学校で「ノートの隅に計算欄を作る」という指導を受けた経験はありませんか?

「ノートが真っ二つになるように線を引き、右半分を計算のために使う」などの方法です。

僕も学校の先生から「ノートの隅に計算欄を作る」という方法を教わりました。

このサイトの他にも、勉強方法を紹介したサイトは多く存在します。
サイトの管理人さんが自分の過去の勉強方法を紹介したタイプのノウハウでは
「ノートの隅に計算欄を作る」という方法を紹介したものもあるでしょう。

これは昔からある伝統的?な方法です。

ですから当然「正しい勉強方法」だと思われているのです。


しかし、今だから言えることがあります。

この方法は間違いです。


計算欄で計算した結果を途中式や答えに書き写すとき、写し間違えをする子供が多いのです。
ひっ算などは計算式の近くに書いたほうがミスが減るのです。

実際に僕が教えている生徒たちにこの方法を指導してみたところ、明らかに計算ミスが減りました。


多くの子供たちは計算欄・計算用紙で計算が終わった時点で集中力が途切れてしまいます

本来の問題からは意識が離れ、計算欄での計算(ひっ算など)に集中して、
計算が終わったことで完結してしまっているのです。

「やっと計算が終わった」という意識なのでしょうか。


しかし問題は、それで終わりではありません。

その計算結果を式に書き入れて問題に対する答えを導き出さなければならないのです。
場合によっては続きの計算が必要になることもあります。

計算欄での計算が終わったことで集中を切らしてしまったのであれば、
問題文で何を聞かれていたのかを忘れてしまうこともあります。

解答がどこまで進んでいたのか分からなくなってしまうこともあります。

「今、何を計算していたのか分からなくなった」
「次に何をしようとしていたのか分からなくなった」

このような状態に陥ってしまうのです。

計算欄を作ることで本来の問題と計算とを切り離してしまっていたのです。


「計算欄を作る方法」でミスが増える原因は、集中力だけではありません。

まだ原因があります。


たとえば、次の計算結果を(A)、(B)それぞれの解答欄に書くとしましょう。

×
   答え (A)    
答え (B)    

どちらのほうが、書き写しのミスが少ないでしょうか?


(A)では
・計算結果を見ながら隣の解答欄に書き写す


(B)では
・計算結果を暗記する
・答えを書く欄に視線を移動する
・頭で覚えている計算結果を解答欄に書き込む


当然、(A)のほうが、書き写しのミスが少ないですよね?

計算結果と解答欄が近いほど書き写しのミスが少ないのです。


ひっ算などの計算は、問題をやっている場所の近くに書くほどいいのです。


「計算欄・計算用紙は使わない」ということを教えてあげてください。


<ノート指導> 図や表をノートに書かせる

ノートに図や表を書くことにより学力はアップします。

たとえば先生が黒板に図や表を書いたとき、
式や答えだけを写している子供はなかなか学力が上がりません。
それに対して、ノートに式や答えだけではなく図や表も写している子供は学力アップが早いのです。
この差は歴然としています。

十分に理解が深まった上で、あらためて復習するときなどに図や表を省略する子供もいますが、
まだ学習段階で図や表を書くことを省略したら、まったくと言っていいほど学力が伸びません。


頭の中でイメージしただけの情報は不確かなものなのです。
ノートに図や表を書かなかった場合、「問題の内容をイメージする」+「式を考える」などのように、
2つのことを頭の中で同時にしているのです。

これではなかなか頭の中が整理することができません。

そのために、次のようなことが起こります。

「情報を注意深く読むことができない」
「間違った情報を読み取ってしまう」
「読み取った情報を覚えておくことができない」

そして問題文の中で「ひとつだけ単位を変えてある」というような
引っ掛け問題などにも見事に引っかかってしまうのです。
つまりは「情報を正しく読み取ることができていない」ということになるのです。


文章問題の問題文には「問題を解くために必要な情報」がすべて書かれています。

その情報は3つであったり4つであったりしますが、
場合によっては、もっと大量の情報が書かれていることもあります。
また、問題文の情報をもとにして計算するなどして得られる新しい情報もあるのです。
これを頭の中で整理しようとしても無理があります。

このような複雑な問題の場合でも、
情報をノートに書き出していき、ノートを整理していくことで、問題の内容が整理されてきます。

ですから問題の内容を整理するために、ノートに図や表を書くのです。

ノートに図や表を書くことにより、問題の内容を整理することができるのです。


先生が黒板に図・表・絵などを書いたとき、
式や答えだけを写している子供の多くは「理解したつもり」で終わっています。
実際には理解していないという場合がほとんどなのです。

子供が問題を解き終わった後に、「今の問題はどうやって立式したのか説明できる?」と聞くと
80%以上の子供は説明できません。
先生が黒板に書いた図や表などを見て「理解したつもり」になっているのです。

これに対して、ノートに図や表を書き写した子供の場合は、
すぐに立式の仕方や解き方などを説明することは難しかったとしても、
「ノートの図や表」と「式」を見比べて、「立式の仕方」を少しずつ説明できるようになっていくのです。

つまりノートに図や表を書くことにより内容の理解を深めることができるのです。


ノートに図や表を書くことが効果的なのは「理解を深めるため」だけではありません。

後日まったく同じ問題を子供にやらせたとしましょう。

前回同じ問題をやったときにノートに図や表を書いていた子供の場合、
後日同じ問題をやったのならば「解ける」ことが多くなります。

しかし、前回ノートに図や表を書いていなかった子供の80%以上は問題を解くことができません。

これは「理解したつもり」で終わっていたという原因もありますが、
さらにもうひとつの原因があります。

「内容を覚えていない」ということが原因なのです。

これには次の法則が関係しています。


「図や表は文字や式よりも印象に残る」


この法則は「何かの物事」を覚えておくときに役に立ちます。

たとえば数学の場合、子供は内容をこと細かに覚えているものではありません。
ですが「以前同じ問題をやったときにこんな図を書いたなぁ」、「こんな表を書いたなぁ」ということは
覚えているものなのです。
そして同じようにノートに図や表を書いていくことにより、「あ!解けた!」ということになるのです。

これは子供が実際にノートに図や表を書いていなければ、
同じような図や表を思い出すことができません。

先生が黒板に書いた図や表を見ていただけならば、その問題は解くことができず、
解答集などに書かれている図や表を見てはじめて
「この図は見たことがあるなぁ」、「この表は見たことがあるなぁ」という程度に思い出すのです。


たとえば英語の場合、
中学生以上のお子様ならば下のような代名詞の表を見たことがあると思います。

〜は 〜の 〜に 〜のもの
I my me mine
あなた you your you yours
he his him his
彼女 she her her hers
それ it its it ---

子供は次のように、ならべて読んで覚えます。
「アイ・マイ・ミー・マイン」、「ユー・ユアー・ユー・ユアーズ」、「ヒー・ヒズ・ヒム・ヒズ」、「シー・ハー・ハー・ハーズ」

もしこれが表になっていなかったのならばどういうことになるのでしょうか?

he:彼は
her:彼女の、彼女に
hers:彼女のもの
him:彼に
his:彼の、彼のもの
I:私は
me:私に
mine:私のもの
my:私の
she:彼女は
you:あなたは、あなたに
your:あなたの
yours:あなたのもの
(アルファベット順)

このように、ひとつづつ単語を覚えなければならなくなってしまうのです。

これらを表にまとめることにより覚えやすくしているのです。
この例ひとつだけでも図や表の重要さは理解していただけるのではないでしょうか?

他の教科でも同じです。
図や表を書くことにより内容を覚えたり、理解が深まったりするのです。

「図や表を書く」ということを教えてあげてください。



■ノウハウ

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