家庭学習の指導法 |
テキストの使い方を改善させる「学校によって学力に差がある」このような話を聞いたことはありませんか? これはただのウワサでしょうか? 実際は・・・ 僕の学習塾には様々な小学校、中学校の子供たちが通ってきています。 ○○小学校の生徒は比較的学力が高い ○○小学校の生徒は比較的学力が低い ○○中学校の生徒は比較的学力が高い ○○中学校の生徒は比較的学力が低い このような傾向が見られます。 「学校」と「学力」の間には関係があるのです。 では、なぜ学校によって学力に差が出てしまうのでしょうか? もしかしたら、「先生の教える力」、「授業の環境」も原因かもしれません。 しかし、僕が一番に注目していることは「教材、プリント」です。 まずは、教材を見てみましょう。 似たような問題集を使っている2つの学校があります。 一方は学校の子供たちの学力は比較的高く、もう一方の学校の子供たちの学力はそれほど高くありません。 「先生の教える力」、「授業の環境」にどれだけ違いがあるのかは分かりませんが、 具体的に分かる違いがあります。 「その問題集を解いて学校に提出させているかどうか」 そして、多くの方の予想とは反対になると思いますが、 問題集を提出させている学校の方が学力が低い傾向が見られます。 問題集を提出するということは、問題集に自分の答えを書きこみます。 問題集に答えを書きこんでしまったら、「もう一度問題を解いてみよう」ということができなくなります。 つまり、復習ができなくなってしまうのです。 覚えたことのうち60%は、1時間で忘れてしまうと言われています。 しっかりと内容を理解したことでさえ、1日たてば半分忘れてしまうと言われています。 定着させるためには、復習が必要なのです。 学力アップのためには復習は欠かすことはできません。 問題集に答えを書きこんでしまえば、復習ができなくなってしまいます。 学力アップのためには復習が必要なのですから、「問題集に答えを書きこまないこと」が重要なのです。 「問題集に答えを書き込んで学校に提出しなければならない」という場合、 まったく同じ問題集を、もう1冊準備することをオススメします。 同じ問題集が2冊になりますので、 「答えを書きこんで学校に提出する問題集」と「答えを書き込まない問題集」を分けて使うことができます。 では、その2冊の同じ問題集・・・ 使い方にも学力アップのポイントがあります。 たとえば数学の問題集の中身を見てみてください。 答えを書き込むスペースが限られていますよね? 子供たちは、その限られたスペースの中で問題を解いてしまおうとするのです。 そのスペースが広ければいいでしょう。 しかし、ほとんどの問題集では、その問題を解く為に必要な最低限のスペースしかありません。 場合によっては、それ以下のスペースしかありません。 では、その狭いスペースで問題を解いてしまおうとすると・・・ ・図などを描こうとしないために理解できない ・字を小さく書き、自分の書いた字が自分でも読めなくなってしまう ・スペースが限られているので途中式を省略しようとして間違える ・場合によっては途中式を省略するクセがついてしまう このように、問題集で問題を解いてもデメリットだらけなのです。 ですから、ノートに問題を解いてもらうほうがいいでしょう。 ノートならば、好きなだけスペースを使うことができますね。 問題を理解できるように自由に図を描き、筋道を立てて解くために途中式を省略しないで書く。 狭いスペースで済ませてしまおうとせずにノートを使うことで、このような、しっかりとした学習ができるのです。 「まず1回目は、問題集に直接答えを書き込まずにノートに問題を解く」 では、学校に提出するときには? 提出用の問題集にもう一度解いてみる必要はありません。 問題を解いたノートを見て、答えだけを写してしまえばいいでしょう。 すべての途中式を狭いスペースに詰めて書いたり、中途半端な途中式を書いたりしないほうがいいと思います。 でもそれでは先生に「問題をやらずに解答を丸写しにしたと思われてしまう」と心配な場合、 「途中式はノートに書きました」などのようにコメントを書いておけばいいでしょう。 問題集を復習のために使う場合、やはりノートに問題を解いてもらいましょう。 「問題集に書きこむ」ということは、 ・復習できなくなる ・理解の妨げになる ・ミスを増やす ・悪い勉強法を身に付けさせてしまう 様々なデメリットがありますね。 私立では、先生が独自に作った教材を使用している学校もあります。 内容を読んでみると、教科書よりもかなり分かりやすくなっています。 ですが、それに書き込ませてしまっている学校がほとんどです。 これでは当然、復習はできませんし、スペースもやや広めとはいえ限られてしまっているので 図や途中式を書こうと思わなくなってしまう子供が多くなります。 このことが原因で、「有名私立に入ったものの、相対的に見て学力が低い」という子供も多いのです。 独自教材の場合、書きこむ前にコピーをとることをオススメします。 コピーがあることで、2冊の問題集を持っているのと同じように テキストに書き込まない学習を進めていくことができます。 |
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