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家庭で学力アップ

家庭学習の指導法


図や表をノートに書かせる

ノートに図や表を書くことにより学力はアップします。

たとえば先生が黒板に図や表を書いたとき、式や答えだけを写している子供はなかなか学力が上がりません。
それに対して、ノートに式や答えだけではなく図や表も写している子供は学力アップが早いのです。
この差は歴然としています。

十分に理解が深まった上で、あらためて復習するときなどに図や表を省略する子供もいますが、
まだ学習している段階で図や表を書くことを省略してしまったら、まったくと言っていいほど学力が伸びません。


頭の中でイメージしただけの情報は不確かなものなのです。
もしもノートに図や表を書かなかった場合には、
「問題の内容をイメージする」+「式を考える」などのように、2つのことを頭の中で同時にしているのです。

これではなかなか頭の中が整理することができません。

そのために、次のようなことが起こります。

「情報を注意深く読むことができない」
「間違った情報を読み取ってしまう」
「読み取った情報を覚えておくことができない」

そして問題文の中で「ひとつだけ単位を変えてある」というような
引っ掛け問題などにも見事に引っかかってしまうのです。
つまりは「情報を正しく読み取ることができていない」ということになるのです。


文章問題の問題文には「問題を解くために必要な情報」がすべて書かれています。

その情報は3つであったり4つであったりしますが、
場合によっては、もっと大量の情報が書かれていることもあります。
また、問題文の情報をもとにして計算するなどして得られる新しい情報もあるのです。
これを頭の中で整理しようとしても無理があります。

このような複雑な問題の場合でも、
情報をノートに書き出していき、ノートを整理していくことで、問題の内容が整理されてきます。

ですから問題の内容を整理するために、ノートに図や表を書くのです。

ノートに図や表を書くことにより、問題の内容を整理することができるのです。


先生が黒板に図・表・絵などを書いたとき、
式や答えだけを写している子供の多くは「理解したつもり」で終わっています。
実際には理解していないという場合がほとんどなのです。

子供が問題を解き終わった後に、「今の問題はどうやって立式したのか説明できる?」と聞いてみると
80%以上の子供は説明できません。
先生が黒板に書いた図や表などを見て「理解したつもり」になっているのです。

これに対して、ノートに図や表を書き写した子供の場合は、
すぐに立式の仕方や解き方などを説明することは難しかったとしても、
「ノートの図や表」と「立式」を見比べながら
「どうやって立式したのか」を少しずつ説明できるようになっていくのです。

つまりノートに図や表を書くことにより内容の理解を深めることができるのです。


ノートに図や表を書くことが効果的なのは「理解を深めるため」だけではありません。

後日まったく同じ問題を子供にやらせたとしましょう。

前回同じ問題をやったときにノートに図や表を書いていた子供の場合、
後日同じ問題をやったのならば「解ける」ことが多くなります。

しかし、前回ノートに図や表を書いていなかった子供のうち80%以上は問題を解くことができません。

これは前回ノートに図や表を書かなかったために「理解したつもり」で終わっていたという原因もありますが、
さらにもうひとつの原因があります。

「内容を覚えていない」ということが原因なのです。

これには次の法則が関係しています。


「図や表は文字や式よりも印象に残る」


この法則は「何かの物事」を覚えておくときに役に立ちます。

たとえば数学の場合、子供は内容をこと細かに覚えているものではありません。
ですが「以前同じ問題をやったときにこんな図を書いたなぁ」、「こんな表を書いたなぁ」ということは
覚えているものなのです。
そして同じようにノートに図や表を書いていくことにより、「あ!解けた!」ということになるのです。

これは子供が実際にノートに図や表を書いていなければ、同じような図や表を思い出すことができません。

先生が黒板に書いた図や表を見ていただけならば、その問題は解くことができず、
解答集などに書かれている図や表を見てはじめて
「この図は見たことがあるなぁ」、「この表は見たことがあるなぁ」という程度に思い出すのです。


たとえば英語の場合、
中学生以上のお子様ならば下のような代名詞の表を見たことがあると思います。

〜は 〜の 〜に 〜のもの
I my me mine
あなた you your you yours
he his him his
彼女 she her her hers
それ it its it ---

子供は次のように、ならべて読んで覚えます。
「アイ・マイ・ミー・マイン」、「ユー・ユアー・ユー・ユアーズ」、「ヒー・ヒズ・ヒム・ヒズ」、「シー・ハー・ハー・ハーズ」

もしこれが表になっていなかったのならばどういうことになるのでしょうか?

he:彼は
her:彼女の、彼女に
hers:彼女のもの
him:彼に
his:彼の、彼のもの
I:私は
me:私に
mine:私のもの
my:私の
she:彼女は
you:あなたは、あなたに
your:あなたの
yours:あなたのもの
(アルファベット順)

このように、ひとつづつ単語を覚えなければならなくなってしまうのです。

これらを表にまとめることにより覚えやすくしているのです。
この例ひとつだけでも図や表の重要さは理解していただけるのではないでしょうか?

他の教科でも同じです。
図や表を書くことにより内容を覚えたり、理解が深まったりするのです。


「図や表を書く」ということを教えてあげてください。




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