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途中式を省略せずに書かせる

そもそも途中式にはどんな意味があるのか考えてみましょう。

まず問題の提示があったとします。
そして最終的にその問題に対する答えを出すのですが、
途中式はそれまでの過程(進行のプロセス)にあたります。


たとえば数学と英語と社会の宿題が出されたとしましょう。
進行のプロセスがある場合には次のように書くことができます。

「数学と英語と社会の宿題がある」
「数学の宿題が終わった(残りは英語と社会)」
「英語の宿題も終わった(残りは社会)」
「社会の宿題も終わった(全部の宿題が終わった)」

それに対して進行のプロセスがない場合には次のようになります。

「数学と英語と社会の宿題がある」
「全部の宿題を一度にやった」

このように、進行のプロセスがあるのとないのとでは書き方に差が出てきます。

2つを見比べてみて「結果は変わらないじゃないか」と思うかもしれません。
ですが進行のプロセスがない場合、
次の日に学校へ行って「うっかり英語の宿題だけやるのを忘れてた」ということもあるのです。


たとえば小さな子供に「おつかい」に行ってもらうとしましょう。
子供に携帯電話を持たせて進行のプロセスに沿って指示を出した場合は次のようになります。

「郵便局までまっすぐ歩いて」
「右に曲がって3つめの信号までまっすぐ歩いて」
「信号を左に曲がって次の信号までまっすぐ歩いて」
「信号を右に曲がってスーパーが見えるまでまっすぐ歩いて」
「スーパーでりんごを5個買って」

順番どおり指示してあげれば小さな子供にだって「おつかい」ができます。
これに対して進行のプロセスをまとめてしまったときには次のようになります。

「郵便局を右に曲がって3つめの信号を左に曲がって、次の信号を右に曲がってまっすぐ行ったところにあるスーパーでりんごを5個買ってきて」

子供は迷子になってしまうでしょう。


これは「一度に全部のことをやってしまおうとする」
または「順番どおりやろうとしていても、その順番や、どこまで進んだのかを覚えていることができない」
ということが原因です。

つまり頭の中が「順番どおり」に整理されていないのです。
途中のプロセスをまとめてしまったために、こういったことが起こるのです。


途中式は計算の途中のプロセスです。
「ひとつずつ順番にやる」ということを確認しているのです。

2行の途中式を1行にまとめてしまったり、途中式を省略してしまうことによってミスなどが増えてくるのです。
実際に計算ミスのほとんど(80%程度)は、ほんのわずかな途中式の省略が原因で起こっています。

子供は書くことを面倒くさがって少しだけ途中式を省略しようとします。
これを改善するだけで80%の計算ミスは防ぐことができるのです。


途中式を書くということは・・・

「頭の中でいろいろなことを一度にやる」ということがなくなりますので
「頭の中が整理される」のです。

ものごとを「ひとつずつ順番にやっていく」ので
「問題を解くための筋道」がよくわかるようになり、理解が深まります。


「途中式は省略しないで書く」ということを教えてあげてください。




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