学校教育の問題点 |
今の教科書は問題点が多い学校の教科書を読んでみてください。ほとんどの生徒が「わからない」と言うのです。 たとえば、数学の教科書を例にあげてみましょう。 子供がまだ習ったことのない「新しい公式」が、いきなり提示されています。 そして、その公式を証明する式が書いてあるだけです。 途中の考え方などの重要な部分が書かれていないのです。 では、その公式を使って、教科書で問題演習をしてみようと思ったとき、 問題数が数問程度しかありません。 計算問題の場合、多くても6問、少なければ1問だけしかないのです。 文章題では、ほとんどの場合が1問だけで、2問も載っていることは、まずありません。 文章題の解き方の例が提示してあるだけで、問題が1問もないこともあるのです。 定着するには程遠いレベルの問題数しかないのです。 ここで学校の先生の力が大きく影響してきます。 先生が「わかりやすく」教えなかったのならば、子供は教科書からは理解することができません。 学校の先生の「教える力」ひとつで子供の理解が全然違ってくるのです。 では次に、英語の教科書を例にあげてみましょう。 英語の教科書は、以前とくらべて、会話的な表現が多くなってきています。 国際社会化が進んでいるから、会話的な表現が多いほうがいいんじゃないかと思うかもしれません。 しかし、これは大きな間違いです。 授業で英会話をしていくことは非常に役立つでしょう。 しかし、教科書での会話的な表現は、子供たちの混乱を招いているだけです。 教科書では、会話の流れなどから主語が省略されていて、 文法がなかなか理解できないようになっているのです。 しかし、会話だから、なんとなく訳して意味が通じれば○がもらえます。 そして、ただなんとなく訳すことができた子供は、曖昧なまま「理解した」という気になってしまうのです。 別の教材などを使って文法をしっかりと勉強している子供にとっては、 しっかりとした英文の書き方が頭の中にあるので、主語などを省略した表現は、逆に分かりにくいのです。 非常に難易度の高い問題集をこなしている子供でさえ、「教科書がわからない」と言います。 「教科書ができた」という子供のほうが、 内容が曖昧になってしまい、学力が上がらないという変わった傾向もあります。 実際、教科書を順調に学習をこなしている子供が他の教材をやってみたときに、 「何が主語なのか分からない」、「英文を書く順番が分からない」などのように言うのです。 文法のしっかりとした文章か、それとも会話か、これはハッキリと区別すべきなのです。 教科書では、文法と会話の中途半端なことをやっているので、理解が難しくなっているのです。 日本語をどのようにして覚えたのかを考えてみましょう。 机に向かって覚えていった記憶はないのではないでしょうか? ずっと日本語を使う環境にいたため、自然に身についていったはずです。 そして、文法の使い方など、正しい日本語を覚えるために国語を勉強しました。 これは英語でも同じです。 英語を身につけるためには、「習うより慣れよ」です。 教科書で会話を勉強してもほとんど身につきはしません。 そして、正しい英語、文法を学ぶためには、 会話的な表現ではなく、主語や文法などがしっかりとした文章で勉強すべきなのです。 学校で、文法と会話の中途半端な授業をするより、 「文法は文法、会話は会話」と、切り離して、それぞれに合った学習をしていった方が身につくでしょう。 授業時間数が足りない近年、学校では土曜日が休みになるなどして、学校の授業に使うことができる時間が減りました。1999年:文部省(現在の文部科学省)「ゆとり教育」 しかし、「ゆとり教育」の結果、「学校で教えるべき内容を、決められた時間で消化することができない」 という現象が起こっています。 学年の最初のころは「わかりやすく」教えていたのに、学年末が近くなってくると 「時間が足りない」ことを理由に「最後の方の単元は黒板に書いて簡単に説明するだけで終わらせてしまう」 という先生も多いのです。 先生の計画性に問題があるのか、授業時間数が少ないので仕方のないことなのか、 これは一概には言えません。 たとえ計画的に授業をこなしたとしても、 子供たちの理解を得られずに内容を黒板で説明しただけの授業ならば、何の価値もありません。 ノルマに追われた授業は、本来の教育とは程遠いのではないでしょうか。 基礎をしっかりとやり、応用は子供自身に任せたり、 代数をしっかりと理解させ、図形は簡単に説明するだけで終わらせるなど、 それも、先生のたてた計画なのかもしれません。 このような授業の進め方の違いは、いくつかの学校の授業進度を調査してみると顕著にその結果が現れます。 学校によってかなり差があるのです。 このことが原因で、学校内では良い成績でも受験のときになって困ってしまう子供もいるのです。 時間的な問題を見ただけでも、学校に任せっきりは非常に危険です。 学校教育では、限られた時間数で、子供に必要な教育をおこなうことが、できていないのが現状です。 そのために、文部省(現在の文部科学省)は学習サポートの推進をしているのです。 先生の教える力の低下様々な統計の中でも、半数以上の保護者の方は「先生の教える力が低下している」と感じています。しかし、教科書の問題、授業時間数の問題、個性教育の問題などの様々な問題が組み合わさっているため、 本当に先生の教える力が低下したのかどうかは定かではありません。 「先生の力が今までどおりならば、学力が下がる」という教育環境になっただけではないでしょうか。 つまり、先生に対しての要求が極端に大きくなったのです。 ・分かりにくい教科書で教えなければならない ・授業時間数を減らされても、決められた時間内で教えなければならない ・個性教育が言われ、仮に学習とは程遠い環境であっても教えていかなければならない ・ルールを守れない子供への体罰なども禁止されてしまった 少し考えてみただけでも、非常に大変な教育環境です。 本当に力のある先生でなければ、この教育環境の変化に対応できないということではないでしょうか。 学校の先生の「教える力」次第では、子供はまったく授業が分からなくなります。 先生が「わかりやすく」教えなかったのならば、子供は教科書からは理解することができません。 学校の先生の「教える力」ひとつで子供の理解が全然違ってくるのです。 学校の先生の力で大きく影響してくるのは「教える力」だけではありません。 どんなにわかりやすく教えたとしても学校の教科書だけでは問題数が少なすぎます。 ・「それを補強するために問題集を選ぶ能力」 ・「それをどの程度宿題に出すかなどの計画性」 ・「生徒に宿題を忘れずにやってくるようにさせる指導力」 これらすべて重要なのです。 学校や問題集を出版している方に失礼かもしれませんが 「どうしてこんな問題集を使わせているんだろう」と思ってしまう学校もあります。 夏休みの終わりが近くなって「学校の宿題は進んでる?」と子供たちに聞いても 「まだ全然やっていない」と答えが返ってくることもあります。 指導が子供たちに行き届いていないのです。 本当に力のある先生というのは稀にしかいないのではないでしょうか? 学校に任せっきりにするのは非常に危険です。 |
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